植村直己冒険館

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チャレンジャー紹介

植村直己冒険館には、多くの旅人や様々なチャレンジをしている人々が訪れます。冒険館で植村さんに触れることで、今一度自分自身を奮い立たせ、植村さんに背中を押されるように、ここ冒険館から次なる目標に向かって再スタートをきります。みなさんがゆっくりと羽を休められるようなオアシス的な場所を目指します。

冒険の大小より、いかに心を賭けることができたか

お名前:梅村 恭兵 さん
ご来館日:2008年10月25日

来館日:平成20年10月25日(土)

名 前:梅村 恭兵 

住 所:愛知県

 

 

 47都道府県を踏みながら、そして世界遺産を訪ねながら日本一周を目指してまい進中!…そんな自転車の旅を続けているのは、愛知県在住、梅村恭兵さん(23)。大学院生の梅村さんは、1年間大学を休学して、アルバイトでこの旅の資金を貯めました。今年7月に自宅を出発。自転車の荷台には、なぜかプラスチックの衣装ケース。出発してから途中で購入されたようで、雨にも負けないし、荷物を積むにも便利なようです。植村もそうであったように、装備の工夫は冒険の成功のカギを握ります。
 さて旅のきっかけは~、思いつき!…初めはそうでしたが、考えてみると大学院では、限られた人としか言葉を交わしていないことに気付き、振り返ると大学で頑張った事って何だろな?と。そこで、日本一周をしながら自己成長ができたらと思い旅に出る決心をしたということです。
 性格的に、人とコミュニケーションをとることが苦手だったという梅村さんは、この旅で人と会話することの楽しさを覚え、人を好きになれる人間になったと言います。
 1日80キロを走り、テントとシュラフで夜を明かし、主食は、パン+ジャム。だんだん質素になって行き、一日にかかる食費も抑える術を覚えたと。お金の価値観も変わってきました~色んな面でこれまでの自分と変わっていく事を感じますと“旅が持つ力”を話してくださいました。コンビにでおにぎりとかは?と聞くと「高いですからね~」と。なるほど節約家に変身されたことを感じます。
 野口健さんの特別展をご覧いただき、とても刺激を受け「今僕がやっていることは自己満足に過ぎないが、野口さんのように冒険の延長線上に社会貢献されているところがすばらしい」と。植村は常々、“冒険の大小より、いかに心を賭けることができたかが大切”と言っていました。梅村さんの現在のこの行動こそが人々の心を勇気付けているのではないかと思います。旅先で梅村さんに出会った人々は、きっと頑張る梅村さんから何かを感じ、心を動かせれているはずです。
 この旅は、あと2ヶ月でゴールです。その後は、就職活動、卒業、と多忙な毎日が待っています。
「実は、少し疲れてきていたんですが、冒険館に来て、元気を取り戻しました」と梅村さん。
この先、困難が立ちはだかったとき、きっとこの旅が後押ししてくれるでしょう。
今日は、鳥取砂丘を目指してひた走り、その後、世界遺産である広島・原爆ドーム、厳島神社、島根・石見銀山を周る予定です。気をつけて、ゴールを目指して~いってらしゃい!!

冒険の大小より、いかに心を賭けることができたか

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