植村直己冒険館

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チャレンジャー紹介

植村直己冒険館には、多くの旅人や様々なチャレンジをしている人々が訪れます。冒険館で植村さんに触れることで、今一度自分自身を奮い立たせ、植村さんに背中を押されるように、ここ冒険館から次なる目標に向かって再スタートをきります。みなさんがゆっくりと羽を休められるようなオアシス的な場所を目指します。

ヒマラヤからの帰りに

お名前:武田 友華 さん
ご来館日:2008年12月11日

来館日:平成20年12月11日(木)

名 前:武田 友華 

住 所:北海道

 

 

 大きなザックを背負って来館された武田友華さん(北海道在住)。“これからどこかへ登山ですか?”とのスタッフの問いかけに“ヒマラヤからの帰りなんです~”と。“えっ?ええ~ッ!!”返ってきた答えにスタッフ一同びっくりです。
 武田さんは、12/3、ヒマラヤのゴーギョピーク(5360m)に登頂。冒険館への立ち寄りは、出発前から計画されていたそうで、関空についたその足で訪れてくださいました。
 日焼けした顔とジャケットの汚れが、今まさに帰国したばかりということを物語っていました。
 11月24日、日本を出発。25日、カトマンズからゴーギョピークに向かって出発。高度を300メートルずつ上げながら頂を目指し、12/3、見事登頂されました。エベレスト、ローツェを初めとする世界の屋根といわれるヒマラヤの山々の大パノラマが目の前に広がりなんともいえない興奮を覚えたそうです。
 武田さんが、山に興味を持ち出したのは、数年前。日本での登山経験もほとんどなく、海外旅行も全く未経験の武田さんでしたが、ある冒険家の本と出逢い、感銘を受け、その冒険家が若い時に見たヒマラヤの景色を見てみよう!と思い、ヒマラヤへ。ヒマラヤの大パノラマを目の当たりにした時、“生きている間に見ておかないといけないものってあるんだな~”と感じたそうです。それから、広い世界を見ている人(冒険家)にひかれだし、植村もその一人でした。
 “今回はこの本を旅の友に持っていきました”と見せてくださったのが、植村直己著『妻への手紙』でした。
ヒマラヤから公子夫人あてに出された手紙を読みながら、武田さんの目にも植村と同じ景色が見えたことと思います。
 “ここに来て、本で読むよりも植村さんの存在を近くに感じることができました”と武田さん。
 展示室で植村の装備に見入る武田さん…ヒマラヤの空気がフワッ~と、植村の装備たちに吹き込まれたような気がしました
 これまで勤めていた会社を辞めることになり、残った休みを利用しヒマラヤへ…人生の大きなターニングポイントとなったこの旅が、武田さんのこれからの1歩に大きな追い風になったのではないでしょうか…。

ヒマラヤからの帰りに

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