植村直己冒険館

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チャレンジャー紹介

植村直己冒険館には、多くの旅人や様々なチャレンジをしている人々が訪れます。冒険館で植村さんに触れることで、今一度自分自身を奮い立たせ、植村さんに背中を押されるように、ここ冒険館から次なる目標に向かって再スタートをきります。みなさんがゆっくりと羽を休められるようなオアシス的な場所を目指します。

一命をとりとめ、日本一周へ

お名前:宮下 桂 さん
ご来館日:2009年02月01日

来館日:平成21年2月1日(日)

名 前:宮下 桂 

住 所:北海道

 

 

 「徒歩で日本一周をしている若者に会いました」と旅人情報をいただきました。情報をいただいた方は、旅をしているのなら、ぜひ植村直己冒険館に立ち寄るべき!と勧めてくださり、冒険館にお連れくださいました。
 旅人は、北海道札幌市在住の宮下桂さん(21)。平成19年6月、北海道を出発。1年8ヶ月で日本一周の約8割を踏破。ゴールの鹿児島を目指してまい進中です。
 宮下さんは、高校2年の時に、事故に遭い3ヶ月間入院。下半身不随になってもおかしくない重症を負いましたが、一命をとりとめました。この時、「せっかくつながった足…元気になったら歩いて日本一周をしようと思った」と言います。
1日に歩く距離は平均25キロ、40キロのザックを背負っての旅です。履きつぶしたクツは12足を数えます。四国では、氷点下に近い屋外で寝たこともあり、「寒さが歩く気力を奪い、きつかった」と振り返ります。
 旅のデメリットは、度々、職務質問にあうこと。道の駅等寝袋で寝ている最中、通報により強制退去!?そしてメリットは、通りがかりの人々が声をかけてくれること。旅の終わりに近づくにつれ、今まで声をかけてくれた人々の顔が浮かび、涙が出そうになります…辛いことを経験すると、余計に人の温かさがありがたく、心にしみます…と宮下さん。
植村の存在を冒険館で知った宮下さんは、植村についてこう語ってくださいました。
「植村さんは、悔いのある人生はイヤだと思っていたと思う。植村さんの生き方にあこがれます。その生き方大賛成!シンパシーを感じました」 と。
ずっしりと重いザック…荷物の重みだけでなくたくさんの経験と思い出がぎっしり詰まっているのでしょう。
3月末には鹿児島にゴールの予定。旅の無事を祈ります!

一命をとりとめ、日本一周へ

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