植村直己冒険館

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チャレンジャー紹介

植村直己冒険館には、多くの旅人や様々なチャレンジをしている人々が訪れます。冒険館で植村さんに触れることで、今一度自分自身を奮い立たせ、植村さんに背中を押されるように、ここ冒険館から次なる目標に向かって再スタートをきります。みなさんがゆっくりと羽を休められるようなオアシス的な場所を目指します。

さらなる夢は、海外へ!

お名前:牧之瀬 幸也 さん
ご来館日:2009年07月03日

来館日 : 平成21年7月3日(金)

名 前 : 牧之瀬 幸也 (36歳)

住 所 : 鹿児島県

 

 

ボボ~ン!重低音が鳴り響き、駐車場に一台のハーレダビットソンが入ってきました。鹿児島ナンバー…。6月16日、鹿児島県を出発し日本縦断を目指す牧之瀬幸也さん(36歳)は、全都道府県を踏みながら、東西南北の最端を訪れ、日本のへそ(兵庫県西脇市)を通過し、北海道を目指すという旅に挑戦中。
相棒の1100CCのバイクは、心筋梗塞でこの世を去った友人の形見。友人の夢も一緒に載せた旅です
 牧之瀬さんは、現在鹿児島県の南端、鹿屋市にお住まいで、長年、ここを訪れる旅人のみなさんに宿を提供したり、お茶をご馳走したりしながら旅の話を聞いてこられました。そして自らも“いつか北海道へ!”という夢を温め続けながら、小刻みなツーリングに出かけてきました。そして今年ついに北海道を目指して日本縦断を決心。いよいよ旅に出たのです。旅に出る際、一番の理解者は奥様でした。日本を縦断することと、海外の旅に出かけること、これらの“これだけはやりたいこと!”を結婚前に告げ、そして奥様もそれを応援してくださったそうです。極度の寂しがり屋と自分でもおっしゃる牧之瀬さんは、旅に出てから、寂しくて寂しくて奥様の声を聞くとUターンしそうになるので電話はなるべくしないとのこと。奥様に感謝してもしきれないと目を潤ませながら話してくださいました。こちらまで何かジ~ンとさせられました。旅のおともは、お二人の名前を書いたクマさんのぬいぐるみ(写真)。くじけそうになるとこのクマさんを握り締めます。
 連日の雨で、鳥取で足止めを余儀なくされ5日間過ごすことになりました。そこで徒歩で日本縦断する方と出会い、また地元の方とお酒を酌み交わしたりしていろんなことを語り合ったそうで、それが忘れられない思い出となりました。やっと雨が上がり行動できるようになって、旅の目的地のひとつである冒険館へ始動。 始終、“ここに来て良かった~”とまたまた目を潤ませて、“植村さんは、レールのないところを自分自身でレールを引きながら進んできた。常に先駆者であったことに尊敬する”と。
 牧之瀬さんのさらなる夢は、海外へ!アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパと周る予定です。この夢もすでに奥さんも了承済み…。今回の旅がステップとなり、世界への旅へ。
 この後、次の目的地である、日本のへそ、兵庫県西脇市へ向かわれます。実は牧之瀬さん、ここで大きな目的があるのです。『日本の中心で愛を叫ぶ!』。奥さんの名前を叫ぶそうです。遠く鹿児島まで…届け、奥様への想い!

さらなる夢は、海外へ!

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