植村直己冒険館

前に戻る
TOPに戻る

チャレンジャー紹介

植村直己冒険館には、多くの旅人や様々なチャレンジをしている人々が訪れます。冒険館で植村さんに触れることで、今一度自分自身を奮い立たせ、植村さんに背中を押されるように、ここ冒険館から次なる目標に向かって再スタートをきります。みなさんがゆっくりと羽を休められるようなオアシス的な場所を目指します。

涙と絆

お名前:米田 真介 さん
ご来館日:2009年07月07日

来館日 : 平成21年7月7日(火)

名 前 : 米田 真介 (25歳)

住 所 : 大阪府

 

 

 今日は七夕☆
「今からでも十分見ることが出来ますか~」大きなザックにスケッチブックを抱えて入館された米田真介さん(25歳:大阪府)。スケッチブックには、マジックで大きく“豊岡”の文字。ヒッチハイクで旅をしているとのこと。
 4/15、沖縄県竹富島を出発、日本一周を目指します。手段は、主にヒッチハイク。全国の観光地を訪れ、そこで観光客の皆さんのカメラのシャッターを押してあげるという撮影ボランティアとして日本を巡ります。そして各地での素敵な出会いを自身のホームページで紹介。夢は、この旅が終わった後、お世話になった方々、素晴らしい出逢いを一冊の本にまとめ、出版するということです。そして、『500万人を泣かせる!』という夢に向かって歩き出しました。
 もともと人間嫌いで、人と関わることが面倒だった中学・高校時代。高2の時に、あるゲームと出逢った。主人公の、生き方・考え方が、自分が理想としているものだった…“こんなふうに生きたい!”まるで心のスイッチが入ったように、想いが180度変わったと。人が好きになり、自然と感謝の気持ちが生まれてきた頃から自分が変わり始めたと話してくださいました。この出逢いが人生のターニングポイントとなったのです。
 それから以後、米田さんは、今回の旅を思い描き、温め続けてきました。
 米田さんのキーワードは、“涙”と“絆”。涙は、心のスイッチ。悲しくても、嬉しくても、辛くても、楽しくても、人は涙を流した後、必ず前に向かう力が備わってくると米田さんは言います。なんて素敵な言葉でしょう。確かにそうかもしれません。カメラのファインダーの向こう側の人々の笑顔と、シャッターを押す自分との間に生まれる空間や、旅の途中での出逢いが、人と人との強いつながりを生み出し、自分を支えると。
 米田さんは、お世話になった方に手紙でお礼の気持ちを伝えます。今回の旅は、“未来への足跡を残す旅”にしたい…そしていつかまたお礼の旅に出かけたいと、自分の熱い想いを軸として、夢がどんどん膨らんでいくようです。まるで雪だるまのように…。
 冒険館で確信したという夢へのプロセス。植村の行動のすべてが、南極へ向けてのプロセスだったことを知り、強い共感を覚えました。自分もまさに夢へのプロセスを歩んでいると…。
 この後、舞鶴港からフェリーで北海道へ。このプロジェクトの仲間と合流し、第2ステージが始まります。まだまだこれから素晴らしいシャッターチャンスが待ち受けていることでしょう。夢へのプロセスの真っ只中を行く米田さんを冒険館は心から応援しています!(M.O)

涙と絆

ページトップへ