植村直己冒険館

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チャレンジャー紹介

植村直己冒険館には、多くの旅人や様々なチャレンジをしている人々が訪れます。冒険館で植村さんに触れることで、今一度自分自身を奮い立たせ、植村さんに背中を押されるように、ここ冒険館から次なる目標に向かって再スタートをきります。みなさんがゆっくりと羽を休められるようなオアシス的な場所を目指します。

旅の中で培った「初志貫徹」

お名前:中島 晴男 さん
ご来館日:2011年05月07日

来館日 : 平成23年 5月 7日(土)

名 前 : 中島 晴男 (26歳)

住 所 : 埼玉県

 

 

 笑顔いっぱいで植村直己冒険館に来場された中島晴男さん(25歳:埼玉県)。一つひとつの展示品を、キラキラと瞳を輝かせながら食い入るようにご覧になっていました。大切な相棒の自転車とともに日本一周しているとのことです。
 平成22年の6月、自宅のある埼玉県を出発し東北地方の太平洋沿岸を走り、北海道を一周してから東北地方の日本海沿岸を走って上越へ。そこから日本一の山・富士山に上り関東・東海・近畿の太平洋沿岸、中国・四国を走って九州へ。九州を一周しながら沖縄にわたり、アルバイトをして旅費を稼ぎながら、旅を続けています。

 普段の生活の中で悩んだり苦しんだりしても中々見つけられなかったものを見つけたい、それがこの旅の目的だったそうです。学生時代から慣れ親しんでいた自転車を相棒に、「日本一周探し物の旅」に出た。

 東北でも、食事をいただいたり親切にしていただいたりして沢山の方にお世話になりました。3.11の震災は衝撃的だったが、旅がひと段落したらボランティアとして復興をお手伝いして恩返ししたいと考えておられるそうです。

 一番の思い出は宮崎県でのこと。宿泊していたとある宿で、鶏を自分でさばこう!という催しがあり、生まれて初めて、生き物を絞めて、羽をむしり、さばいていただいた。「こんなことして、食べられない」と思っていたが、最後にはおいしくいただき、生命をいただいて生きていることを感じることができたとのこと。

 途中で「やめて帰りたい」と思うことも何度もあったけど、旅の中で培った根性が「初志貫徹」を思い出させ、また次の一歩を踏み出させてくれているそうです。

 中島さんの笑顔は植村さんの笑顔に重なる。「冒険先で様々な人と出会いうちとけるために一番大切なのは笑顔です」と今までの旅での経験を語ってくださいました。

 次の夢は「世界で探し物の旅」!終の棲家を求めて、今日も中島さんは相棒に乗って風をきっています。

旅の中で培った「初志貫徹」

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