植村直己冒険館

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チャレンジャー紹介

植村直己冒険館には、多くの旅人や様々なチャレンジをしている人々が訪れます。冒険館で植村さんに触れることで、今一度自分自身を奮い立たせ、植村さんに背中を押されるように、ここ冒険館から次なる目標に向かって再スタートをきります。みなさんがゆっくりと羽を休められるようなオアシス的な場所を目指します。

高校生最後の夏、日本縦断

お名前:杉田 伸太郎 さん
ご来館日:2011年07月29日

来館日 : 平成23年7月29日(金)

名 前 : 杉田 伸太郎 (17歳)高3

住 所 : 愛知県

 

 

 ジップ式のナイロン袋から生徒手帳を差し出した高校3年生の杉田 伸太郎くん。

自転車で日本縦断の途中に立ち寄ってくれました。冒険館は、絶対行くと決めていた場所なんだそうです。

実家のある愛知県から新幹線で自転車ごと鹿児島へ移動。最南端・佐多岬を7月21日に出発。九州を縦断すべく北上。途中、道行く人たちが声をかけてくれたりジュースをくれたりと人の温かさに触れました。そういう体験を繰り返していたのですが、その頃から夜を迎えるたび、心境に異変!?が…。ホームシックにかかってしまったようです。

 志半ば、思い切って新幹線に飛び乗り実家へ…。

そしてまた、気持ちを落ち着け、もう一度、再出発。このホームシックがさらに力を与えたのかもしれません。今までの遅れを取り戻すかのように、1日100キロ~140キロをこぎます。目指すは、北海道・宗谷岬!

 旅のきっかけは、友達と出かけた岐阜への旅。日本アルプスの山並みに魅せられ、山を始めました。冬に登った伊吹山の景色が忘れられないそうです。冬山にとり付かれ、厳しい冬の奥穂高にも登りました。

その後、自転車にも興味を持つようになり、アルバイトをして自転車を購入。旅の資金が貯まったところで、高校生の最後のこの夏、日本縦断を決心。大きな一歩を漕ぎ出したのです。

 ん?しかし進路は???少し心配になり聞いてみました。

夢は、山岳ガイド。卒業後は、新潟の山岳ガイドを養成する専門学校に進む予定だそうです。そのまた夢は、海外の山へ。南極のビンソンマシフに登りたい!そう話してくれました。まさに植村さんが持ち続けた夢。

ひとつのきっかけから、自分の生きる道を見つけ、夢をたぐり寄せているその姿に心からエールを送りたくなりました。

 これから、どんなことが待ち受けているか…わくわくしながら自転車をこぎ続ける杉田君です。ホームシックは…完治したようです。

高校生最後の夏、日本縦断

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