来館日 : 平成26年11月20日
名 前 : 三好 惇二 71歳
住 所 : 大阪府
徒歩でヨーロッパ縦断された三好惇二さん(70歳:大阪府)が旅の報告に来てくださいました。
三好さんは、東日本大震災の後、遠野市民の方々が中心となって結成された被災地支援団体「遠野まごころネット」に参加、そこでヨーロッパ政府、国民から多大な支援を受けたこと知りました。
2013年6月、支援のお礼と東北の現状を伝えるため、友人と二人でヨーロッパ縦断の旅に出発。観光ビザでは90日間しか滞在できないため、ポルトガル、ロカ岬を出発、スペイン~フランス~スイス、ジュネーブまで87日をかけ2247.98㎞を踏破。その後、2014年6月、今度は単身、前回のゴール地ジュネーブ~ドイツ、ベルリンまで1912.15㎞を歩き、ヨーロッパ縦断を果たしました。
道行く車やトラック、路線バスから声援がかかり、「何か困ったことはないですか?」と親切に声をかけてくれる人々の多さに感激したそうです。
ヨーロッパの人々は、三好さんに「被災者の皆さんはどこに住んでいますか?」や「仕事はどうなっていますか」など質問をし、あの大きな震災を風化させてはいけない、簡単に忘れることができないと多くのメッセージを伝えてくれたそうです。雨の日も多く、歩くことが辛いこともありましたが、多くの声援に支えられて歩くことができましたと三好さん。
日本だけではなく、世界中の人々が復興を願ってくれていることを実感し、忘れることのできない旅になったと話してくださいました。