来館日 : 平成27年4月25日(土)
名 前 : 平川 悟
住 所 : 佐賀県
無謀なのか、夢の実現なのか~バイクで日本一周をされている平川 悟さん(佐賀県)が立ち寄ってくださいました。4月5日、実家のある佐賀県を出発、長崎~四国横断~太平洋側~東北~北海道~宗谷岬へ。日本海側を通って冒険館へ。本日が20日目です。
平川さんは、バイクの免許を取った1年前まで体調を崩す日々が続いていました。ある日、阿蘇山で車を走らせていた時、ふと“バイクで走ったら気持ちがいいだろうな~”と思い、思い切ってバイクの免許を取ることを決心。この大きな決心が自分を元気にすることができたと平川さん。
少しずつ距離を走るうちに、日本一周をやってみたいという思いが湧き上がりました。
早速バイクを購入、バイク屋さんにも無謀なことと言われながらも、平川さんにとってやりたい時期とやりたいことが一致し、出発へ。何もかもが初めてづくしの旅で、4月の北海道はまだ雪が多く、凍結した雪道で転倒、なんとか雪の壁にぶつかって止まるという、怖い経験をされたそうです。そんな体験をしながらも、今までになかった経験は、人々との出会いだそうです。IT企業に勤務されていたころは、人と向き合うことがほとんどなかったそうですが、この旅で、多くの人々から声をかけられ、親切にしてもらうことが多いことに驚いたと言われます。旅が進むごとに自分が元気になってくことを感じた平川さんです。
たまたま泊まった冒険館の近くのホテルで冒険館のパンフレットを目にし、ここが植村のふるさとであることを知りました。子どもの頃、映画「植村直己物語」を見て、友達に「冒険家になる!」と言って、バカにされたことを思い出し、それでも心の隅っこにあった自分の夢を思い起こされたようで、導かれるように冒険館に来てくださったようです。
5月からは、これまでと全く違った福祉関係のお仕事に就かれるようで、この旅での人とのふれあい、つながりが、大いに活かされてくるのではないかと思います。
冒険館を訪れてくださった平川さんは、とてもご病気をされてたとは思えないほど、エネルギッシュでした。キャリアよりもやりたいという「情熱」が身体を動かす、これが旅のチカラでしょうか…。平川さんもこのことが伝われば嬉しいと。
この旅が終わったら、海外も走ってみたくなったと平川さん。ひとつの夢の実現がまた次の夢へ…子どもの頃の夢は、夢で終わっていない気がします。また世界バイク旅のお話を楽しみにしています!