来館日 :平成27年10月8日
名 前 :森山 貴史(たかし) (23歳)
住 所 :神奈川県
4/29、自転車で日本一周を目指し自宅のある神奈川を出発した森山貴史さん(23歳:神奈川県)は、太平洋を北上、北海道では、ライダーハウスに寝泊まりしながらアルバイトをし3ヶ月間滞在しました。
当初は、1ヶ月、アルバイトをし、青森のねぶた祭りに向かう予定でしたが、結局、間に合わないということで、北海道からヒッチハイクでねぶた祭りに向かいました。
9月中旬、旅を再開、日本海側を通り、また内陸に入りながら、冒険館のある豊岡市に到着。
森山さんが豊岡を訪れたのには理由がありました。北海道でヒッチハイクで旅をしている方と出会い、その方の実家が豊岡ということで、旅の途中に立ち寄ることを約束。
昨日は、その方のお宅に泊めてもらい、冒険館を勧められ来館。
不思議な縁がもたらした来館となりました。
旅がしてみたい、日本を見てみたいと思い立ち、日本一周を始めた森山さんでしたが、実にたくさんの出会いや縁に支えられて旅をしていることを感じると言います。
昨日は、旅で知り合った方のところを訪ねた森山さんですが、時を同じくして、森山さんの神奈川の実家に泊まった旅人がいました。森山さんが、青森で出会った方が、森山さんの実家を訪ね、ご両親に快く泊めてもらったそうです。ご両親にとって“息子代行”という感じだったのでしょうか。
一瞬の出会いに、深いつながりがあると森山さんは言います。ステキな言葉です。
この旅の中で、道行く人に声をかけてもらったり、泊めてもらったりと、感謝する一方で、与えられてばかりいる自分がもどかしく感じることがあるそうですが、旅を終えた後、間接的にでも人々に恩返しができる、そんな生き方ができればと話してくださいました。
また、実家を離れることで、あらためて“あたりまえ”へのありがたさを感じ、自分の甘えていた部分も見えてきたと言います。
旅が教えてくれたことは、とてつもなく大きく、かけがえのないものだったようです。これから九州へ向かう森山さん、また次の縁が近づいてきている気がします。