植村直己冒険館

前に戻る
TOPに戻る

チャレンジャー紹介

植村直己冒険館には、多くの旅人や様々なチャレンジをしている人々が訪れます。冒険館で植村さんに触れることで、今一度自分自身を奮い立たせ、植村さんに背中を押されるように、ここ冒険館から次なる目標に向かって再スタートをきります。みなさんがゆっくりと羽を休められるようなオアシス的な場所を目指します。

“ごまかしなし”に日本沿岸を忠実になぞる旅

お名前:塩田 忠市 さん
ご来館日:2018年09月08日

来館日:2018年9月8日

名前:塩田忠市さん

住所:埼玉県

 

 

 1999年(平成11年)から日本沿岸をリヤカーを引きながら日本一周の旅を終えられた塩田忠市さん(77歳:埼玉県)が来館してくださいました。クーラーボックスを下げ、また建設現場の設計書を入れる大きな筒を持って…。その中には、膨大な15年間の旅の記録がぎっしりと詰まっていました。日記を書くことに重要性を感じた塩田さんは、一日も欠かさず日記を書きました。書きたくない時も最低300字は書きます。驚くべきは、その日の出来事だけではなく食べたものなど逐一記録、また宿泊の領収書、ATMの明細書などが大学ノートに一枚一枚丁寧に貼られていました。小さい日本地図にその都度足跡を書き込み、それを大きな日本地図に書き写します。この作業だけでも頭が下がる思いです。気持ちの余裕が字に表れると塩田さん。焦っているときはやはり字が乱れるそうです。さて、塩田さんがこれだけ長い年月をかけた旅のきっかけです。57歳で早期退職するまで、繊維卸会社に勤務、不摂生な生活が影響し、脳血栓の疑いで入院することに。そのリハビリを兼ねて、健康のために長距離を歩くトレーニングを始めたことで歩くことに興味を持つようになったそうです。誰もやったことがないことがやりたい!思いは一つでした。
一口に、日本一周といっても15年、それも“ごまかしなし”に日本沿岸を忠実になぞる旅です。一日の歩行距離は30㎞前後。総歩行距離は1万3,874㎞。
●本州一周   平成11年1月31日~10月24日 6,207㎞
●北海道一周  平成18年8月9日~9月19日 1,054㎞
           平成19年7月30日~8月28日 820㎞
          平成21年7月27日~8月24日 873㎞
●四国一周   平成22年7月4日~9月6日 1,666㎞
●九州一周   平成24年10月1日~11月9日 780㎞
          平成25年9月26日~11月23日 1,168㎞
          平成26年5月9日~6月3日 534㎞
          平成26年9月26日~11月10日 772㎞
『人生死ぬまで元気』がキャッチフレーズ、まだ77歳なのでこれ
からですと塩田さん。
今は80歳からの計画、四国88か所お遍路リヤカーの旅に向けて準備中。
自分で体に蓄えたエネルギーを次の旅の糧とされている塩田さんの飽くなき挑戦は衰え知らずで、今後も続いて行きます。

“ごまかしなし”に日本沿岸を忠実になぞる旅

ページトップへ