植村直己冒険館

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チャレンジャー紹介

植村直己冒険館には、多くの旅人や様々なチャレンジをしている人々が訪れます。冒険館で植村さんに触れることで、今一度自分自身を奮い立たせ、植村さんに背中を押されるように、ここ冒険館から次なる目標に向かって再スタートをきります。みなさんがゆっくりと羽を休められるようなオアシス的な場所を目指します。

お世話になった方へ手紙を

お名前:伊藤 聡真 さん
ご来館日:2019年07月09日

来館日:2019年7月9日

名前:伊藤聡真(いとう そうま)さん

住所:埼玉県

 

 

本日は埼玉県から旅を続けている伊藤聡真(いとう そうま)さんのご紹介です。冒険館には、鳥取県で宿泊したシェアハウスのご主人・田川慶一郎さんに教えていただいたそうで、自転車でお越しくださいました!ご来館ありがとうございます!
 伊藤さんは専門学校卒業後、旅の資金を貯め、2017年9月に地元・埼玉県を出発しました。旅のテーマは「手紙を直接手渡しで渡す」こと。旅の目的を考えていた頃、ある日閃いたそうです。そして誰かの役にも立ちたかったとも仰っていました。地元の友人、旅の途中で出会った方から手紙を預かり、その方々のご家族や祖父母、お世話になった方へ手紙を直接手渡しする郵便屋さんをしておられます。

 旅のルートは地元・埼玉から自転車を持ち込み、フェリーで北海道へ。北海道を一周し、東北、太平洋沿いを南下。四国、九州、沖縄を回り、現在は日本海側を北上中です。また、旅の途中で働いていたそうです。そして道中、旅の目的である預かった手紙を渡すと、やはり驚かれるようです。そして喜ばれることも多かったそうです。渡す相手には事前にアポイントメントを取り、そしてそのまま宿泊させていただいたこともあったのだとか。お留守の場合、ポストに投函するそうなのですが、差出人は書いてあっても切手が貼ってありません…。そのため、受取人から差出人の方に連絡を取ったそうです。方法は何であれ、差出人・受取人の間でコミュニケーションが生まれたように感じます。しかしながら、2回オレオレ詐欺に間違われ、うち1回は完全拒否…。もう1通は受け取ってすぐにドアを閉められたそうです。このようなこともありましたが、これまで届けた手紙は35通に上ります。手紙を届けること以外にも、各地の行事に参加したり、地域の人たちと交流を深めました。福岡県糸島市の豊作祈願の祭に参加したとき、とても寒かったです…と感想をいただきました。

 冒険館に来館し、「わくわくした」と率直な感想を戴きました。「便利じゃない世の中でありながら、それを乗り越え、夢を見せてくれた」と仰っていました。特に印象的な植村さんの冒険は、犬ゾリ行だそうです。冒険館の後は、お隣の京丹後市に一泊し、再び日本海側を北上。青森県に着いたら日本一周達成するので、青森県到着後に自宅に戻るそうです。青森といえば…「ねぶた」ですよね。「1泊2日しかいられないから参加できないかも…」と仰っておられましたが、ほんの少しだけでも参加できるといいなあと思いました。

 旅を終えた後は働きながら次の夢へと向かいます。次の夢は「みんなの居場所をつくりたい」という思いから、誰でも来ることができるシェアハウスをつくり、イベントも開催したいそうです。場所は考え中。できれば南の方、そしてパソコン作業から離れ、土など自然に触れることができる場所を条件に、現在考え中です。旅の途中で何かヒントが得られるといいなあと思います。そして、伊藤さんから、同じく旅をしている方へメッセージを預かりました。『周りから批判とか否定されても、自分の意志を貫いてほしい。夢をやり遂げてほしい。』

 「手紙を届ける旅人」伊藤さんの今後の挑戦を応援しています!

お世話になった方へ手紙を

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