植村直己冒険館

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植村直己冒険賞 受賞者紹介

1996年に創設。植村スピリットを継承し、周到に用意された計画に基づき、不撓不屈の精神によって未知の世界を切り拓くとともに、人々に夢と希望、そして勇気を与えてくれる創造的な行動をした人、または団体に贈ります。

2002年「第七回植村直己冒険賞」受賞者

受賞者:山 野 井 泰 史 氏、妙 子 氏 さん
冒険名:「ギャチュンカン峰(7952m)の登頂に成功」

「日本最強のクライマー」と呼ばれる山野井泰史さんは、妻の妙子さんとともにギャチュンカン峰北壁の登頂に挑んだ。50~60度の雪壁をノーザイルで登り、7500mで露営。妙子さんは体調不良により登高を断念したが、そのまま泰史さんが登頂に挑み、登頂に成功した。不穏な雲行きから直ちに下山、妙子さんと合流し、妙子さんの確保で泰史さんがハーケンを打ちながら下降、6本しかないハーケンを妙子さんが回収しながら下降した。下山中に雪崩が発生、妙子さんが吹き飛ばされた。両眼を負傷した泰史さんは、手袋を外して素手でリスを探し、妙子さんのもとへ向かった。疲労困憊した泰史さんをみて妙子さんは、棚場を作り露営。2人の冷静な判断と、息の合った行動により、生還を果たした。

 

【プロフィール】

 山 野 井 泰 史 氏、妙 子  氏
・東京都奥多摩町在住

2002年「第七回植村直己冒険賞」受賞者 2002年「第七回植村直己冒険賞」受賞者

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