植村直己冒険館

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植村直己冒険賞 受賞者紹介

1996年に創設。植村スピリットを継承し、周到に用意された計画に基づき、不撓不屈の精神によって未知の世界を切り拓くとともに、人々に夢と希望、そして勇気を与えてくれる創造的な行動をした人、または団体に贈ります。

2019年「第二十四回植村直己冒険賞」受賞者

受賞者:岩 本 光 弘 さん
冒険名:全盲のハンディキャップを抱えながらも太平洋横断

 2013年のリベンジ航海。アメリカ人ダグラス・スミス氏とペアを組み、東日本大震災への思いからゴールを福島県に決める。
2019年2月25日(日本時間)、太平洋横断に向けてアメリカ・サンディエゴを出発。航海は思った以上に苦戦。日本近海に入ってからは、前線や低気圧に10回以上遭遇し、風速が軽く40ktを超えることもあった。また、台風並みの低気圧を避けるために100マイル以上も逆戻りしたこともあり、精神的に追い込まれる日々が続いた。4月20日、福島県小名浜港いわきサンマリーナに到着。60日を想定していた航海日数は54日3時間4分、航海距離は13,000kmとなった。晴眼者(目の見える人)が風向きなど状況を伝えながら、全盲の人がヨットの舵と帆を操る「ブラインドセーリング」での無寄港太平洋横断は世界初の快挙。

 

【プロフィール】

岩 本 光 弘 さん

・生年月日 1966年12月
・アメリカ合衆国カルフォルニア州在住

2019年「第二十四回植村直己冒険賞」受賞者 2019年「第二十四回植村直己冒険賞」受賞者

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