植村直己冒険館

兵庫県豊岡市日高町伊府785
info@boukenkan.com
開館時間 / 9:00~17:00 (最終入館16:30)
休館日 / 水曜日 (祝日の場合は翌日休)、12/29~1/3
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300名山に挑戦中
300名山に挑戦中 300名山に挑戦中
お名前:丸山 和幸 さん
ご来館日:2023年01月17日

住所:東京都

 

10年以上も前になります。

来館の際、100名山挑戦のためにどんぐりフラッグを購入いただいた丸山和幸さん(東京都)が、再来館してくださいました。以前、100名山踏破の報告メッセージを寄せてくださった時のお話や、山の話など思い出話を懐かしく伺いました。

現在、200名山を完登され、300名山に挑戦中です。その挑戦も北海道の3山を残すのみとなりました。しかし、この3山が悪天候、悪路と困難を極め断念。コロナ禍でもあり、山へ向かうことが難しくなってきていますが、その挑戦の機会を待たれているところです。

今回、100名山を踏破された時の思いを寄稿してくださいました。文章は、植村さんの言葉で締めくくられています。ここにご紹介させていただきます。

 

日本100名山を振り返って

「日本100名山」を踏破したのはもう10年以上前のことなので記憶は薄い。

きっかけは「むさしの山の会」に入会してから「日本100名山」があることを知り踏破しようと思った。

全く1から100名山を登ろうとしたのではなく、数えてみたらある程度踏破できていたのでやってみようと「日本100名山」踏破を目指すことになった。仕事の休み(土日祭日)を利用し、ざっくりした年間計画を仮置きし一つ一つ登ることになるが、仮置きすることで次の山が意識付けされ事前準備がスムーズになる。計画づくりでは経路やリスクの下調べはするものの、初めて登る山はドキドキワクワク気分で楽しく、山頂での満足感はとても気分がよいものだ。一度登った山は景色が想像できてしまいワクワク気分が半減する。出発当日に目標の山が悪天候の場合は天候のよさそうな他の山に変更し臨機応変に対応し休日を有効的に活用した。週明けは疲れが残り月曜の仕事はつらかったがそれ以上に山でリフレッシュできた。

「日本100名山」のオフシーズン(冬場)には近場低山の「山梨100名山」を順に登った。ある程度大枠の目標を決めておくと次の山はどこにするかあまり迷わず早くから計画にとりかかれる。

同行者については同じ「日本100名山」踏破目標の仲間と登ったほうが単独で登るより登頂確率が上がる。例えば登山道が不明瞭な山での赤布(赤やピンクのビニールテープ)探しでは、1人の目で探すより多くの目で探す方が早くみつかりとても助かる。(「日本100名山」で不明瞭な登山道はほとんどないが)また、お互いに調べた結果を持ちよることで共有できる情報量が多くなって、より正確な判断ができる。当時は車でのアプローチにおいて同乗者による人間ナビだったので、より効率的に移動でき楽に運転できた。

2011/7/16最後の山では兵庫県豊岡の植村直己冒険館でどんぐりフラッグ(No.1079)を事前購入し、山頂で写した記録写真とコメントを植村直己冒険館へ送った。たまに植村直己冒険館に出向いた時、自分のコメントも展示されているが他の展示された多くのチャレンジャーの姿やコメントを見ると不思議と元気になる。

 

自分のやりたいことを全力でやることは楽しいことである。植村直巳