植村直己冒険館

兵庫県豊岡市日高町伊府785
info@boukenkan.com
開館時間 / 9:00~17:00 (最終入館16:30)
休館日 / 水曜日 (祝日の場合は翌日休)、12/29~1/3
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バイクでやまもりひとふで日本一周の旅
バイクでやまもりひとふで日本一周の旅 バイクでやまもりひとふで日本一周の旅 バイクでやまもりひとふで日本一周の旅
お名前:せとすけ(脊戸大樹) さん
ご来館日:2023年06月22日

住所:石川県

 

木曜日いつものように冒険館に出勤。駐車場に大きなバイクを発見!

さっそくチャレンジャーさんに声をかけました!

 

  • 荷物山盛りCC110

大きなバイクの持ち主は能登のアヒルさん!バイクの種類を聞くとカブというからびっくり!カブとは思えないほどの荷物だったので私は大型のバイクなのかと思いました(笑)!四国カルストでも荷物が重たすぎて最後のぼれるかドキドキだったそうです。カブはCC110。今回の旅はたくさんの荷物を積んで日本を一筆書きでまわること。バイクを見せていただくと、そんな彼の思いがいっぱいつまっていました。

 

クロスカブには珍しいパニアがついていて、そのほかに道中でゲットしたアイテムも仲間入りしていて見ているだけで楽しい!

 

この筒は?と聞くと、なんと日本地図が入っていました!この日旅をスタートしてから30日目で旅は始まったばかりですが、すでにたくさんの文字が書き込まれていました。ゴールを迎える日には日本地図にたくさんの文字と思いが詰め込まれ、大切な宝物になっていることでしょう!

そのほかに富山県で翡翠を採るヒスイ棒というものも見せていただき、筆者も何百万円にもなる翡翠を探しに行こうかと!目を輝かせながら聞いていました。

彼のバイクはバイクではなくこれはもう「家」という方が正しいのではないかと思うくらい他には見たことのない姿でとても魅力的でした。バイクの次に目を引くのは写真からもお分かりのとおり、アヒルの姿ですよね!彼がなぜアヒルで旅に出たのか?その理由は旅に出ようと思ったきっかけと大きく関係していました。

  • 初代アヒルさんとの出会い

石川県出身のアヒルさん。仕事で金沢から能登・内灘に移動になり、仕事の帰りにたまたま寄った、旅人がよく寄ると地域の方にも知られている道の駅「内灘・サンセットパーク」で一張りのテントを目撃。その時はそのまま家に帰宅しましたが、以前見かけた旅人に声をかけられず、後でとても後悔した事を思い出し、ネットで内灘を旅している人の情報を探すとアヒルをかぶって日本一周をしている方の情報を発見。体は勝手に動き、アヒルさんに会いにまた家を出ていました。ファミレスで充電しているアヒルさんを2時間出待ち(笑)。ここまでの話を聞いていると、彼はもう旅に出る前から旅人気質だったんでしょうね。

 

  • ターニングポイント

アヒルさんとの出会いをきっかけに、旅人を迎えられるような場所を作りたいとDIYで小屋を作ったりしてたくさんの旅人の交流を楽しんでいました。交流を深めるうちに自分も旅に出たいという気持ちに蓋ができなくなり、会社の移動が来たタイミングでついに仕事を辞め旅に出ようと決意!そして、その時には初代アヒルさんはアヒルを卒業されていましたが、アヒルさんを語りついでいきたいと和歌山の潮岬で再会をし、アヒルマスクの引継ぎが行われました。今のアヒルマスクは3代目だそうで、アヒルマスクを作っている会社ではマスクはもう生産終了とのこと。次は自分で作ろうかと笑顔で話されていました。アヒルのマスクの中の脊戸さんはとっても素敵な笑顔なので隠しているのはもったいない気もします(笑)。

  • 冒険館に来て

冒険館を知ったきっかけは、香川県丸亀のゲストハウス中島さんからのご紹介でした。中島さんいつもありがとうございます!必ず寄った方がいい場所と旅人の中でも話にでてくると聞き、そんな風に浸透していて嬉しく思います。アヒルさんもじっくり植村さんの展示を見られ、10年働いた会社を辞めるのはとても怖かったけど、その一歩を踏み出す勇気を出せてよかったと植村さんの展示を見て強く思ったとおっしゃられていました。植村さんのことばを一つ一つ自分の思いと重ねていらっしゃいました。

旅が終わってからは、石川・能登に戻って何か楽しい事をしたい!と。この旅の途中でも、大学時代から育てている梅の木で梅干しを作りに一旦帰るとおっしゃっていて、お話の中から能登愛が伝わってきました。地元を忘れず旅をできるなんでマルチな方です。終始楽しそうなアヒルさん。こんなに楽しい人が能登を盛り上げていくと思うとこれから楽しみです。是非能登に遊びに行かせてください。まずは道中お気をつけて、引き続き良い旅を!!!!!