住所:兵庫県
ちょうど1年前2021年10月6日、石戸さんは冒険館にやってきました。
インタビューをと声をかけましたがその日が旅のスタート日だったのもあり、旅が終わったらお話を聞かせてくださいと約束し、1年後の2022年10月6日に冒険館をゴールに再来館してくれました。初日に見た姿に比べ大きな笑顔&たくさんのひげをたくわえて、ザ・旅人の姿で登場!1年後にこのように再会でき、こちらもうれしい気持ちでいっぱいです。
石戸さんの旅は車で日本の行ったところのない、見たことがない、やったことのないことにチャレンジする旅。会社勤めしている時から常に思っていたこと、このままずっと定年まで今の会社で働き続けるのか、或いは一念発起、会社を辞めて何か他の新しいことをやるか。そんな中、コロナの影響もあって、やっぱり人生一度きり、何が起こるかわからないし、やりたいことをやろうと決心し、退職。次に何をやるか(収入源・食いぶち)決める前に1年ほどゆっくり旅をしよう、旅をしながら考えようと思い、日本一周の旅に。
実は47都道府県のうち、宮崎県を除く46都道府県は既に訪れたことがあったけど、行っていたのは都市部ばかりだったので、今回の旅は田舎・自然を回ろうと考え、山にも登ることに。
47都道府県の最高峰の山を登っていくうちに、百名山など、他の山にも魅力を感じ、どんどん山に傾倒していく。
山での出会いも。大分県の九重山で地元兵庫県から来ている人と出会い、一時帰省した時に再会したり、山梨県の大菩薩嶺では東京から来ている人と出会い、北海道の時期に合わせて遠征に来てくれて、一緒に山を登ったりしたそうです。
楽しいこともある反面、危ない場面も。大分県・原尻の滝で滝崖から滝壺に落ちかけたり、沖永良部島のフーチャで高波に襲われたりも、、、。
兵庫県出身の石戸さんの植村さんの印象は?
兵庫県北部の方の出身ですごい登山家、という程度の薄い知識しか持っていなかった。偶然、旅の初日に冒険館を見かけ訪問。成し遂げた偉業もさることながら、何よりもその表情・笑顔に魅了された。どの写真も本当に素晴らしい。旅の初日に相応しい出会いとなり、旅のお供に『青春を山に賭けて』を読んで更に感化されたそうです。冒険館での展示、さようならナオミの映像の中で、自作の竹棹を腰に装着して試し歩きしている表情が本当に嬉しそうで少年のような笑顔だったのが印象的だとおっしゃていました。また、旅の最終日には植村直己ふるさと公園にも訪問し、お墓の前で手を合わせてから来館されました。
旅をする中でどんどん山々に魅了されていった石戸さん。47都道府県の中の46都道府県の最高峰に立ちました。1つの県を残して、、、、
悪天候で登れなかった?体調不良で?色んな理由を考えましたが、返ってきたのは意外な答えでした。一つの山、それは千葉県の最高峰愛宕山、都道府県最高峰の中でも一番低い山。なぜ登れなかったかというと、航空自衛隊の駐屯地の中だったのです。許可をとれば入れるとの情報で連絡をしてみると、「コロナ禍のため、、」という理由で入山許可が下りなかった。このお話を聞くまでは日本の山は誰でも自由に登れる山だと思っていましたし、まさかコロナという理由で47都道府県達成できないというのも悔しさが増します。
タイトルの "宇宙達成" は、登った山の標高をすべてあわせると標高105750m(105,75km)だったのでこのネーミングに。頂を踏んだ数は146座と100を越えており、この1年間でこれだけの山を登り、山の中に埋もれ一体化していたことはとても羨ましく、人生でとても濃厚な1年になったことでしょう。そんな石戸さんのこれからの夢を聞いたところ、
・百名山、残りの25座をやっつける
・47都道府県の最高峰、残りの千葉県をやっつける
・国内3000m峰、全21座をやっつける
・海外の山をやっつける(3776m超え)
・別に山じゃなくてもいい
・好きなサッカーをしたり
・犬飼ったり
・四国八十八ヶ所お遍路
・東海道、中山道などのロングトレイル
と、これからも勇ましい人生が続きそうです!
サッカーが好きな石戸さん、このあとカタールへ足を運びワールドカップを観戦するそう!ひき続き良い旅を!ひとまず、日本一周の旅本当にお疲れ様でした!