植村直己冒険館

兵庫県豊岡市日高町伊府785
info@boukenkan.com
開館時間 / 9:00~17:00 (最終入館16:30)
休館日 / 水曜日 (祝日の場合は翌日休)、12/29~1/3
チャレンジャー紹介

チャレンジャー紹介

チャレンジャー検索
自転車 世界一周
自転車 世界一周 自転車 世界一周 自転車 世界一周
お名前:旅人直也(前渕直也) さん
ご来館日:2023年02月24日

住所:兵庫県

 

冒険館に1本の電話が。「自転車で冒険館に向かっています。テントを張れる場所はありますか?」なんと律儀な!久々の自転車チャレンジャー訪問でスタッフも楽しみにしていました。次の日の朝、受付にひょっこりあらわれた笑顔の素敵な旅人直也さん。今月3月12日から自転車で世界一周の旅に出られるというからびっくり!

植村さんのことは、大学がワンダーフォーゲル部だったのもあり知っていたけれども、自分が住んでいるこの兵庫県に植村直己冒険館があることは知らなかったそう。直也さんの世界一周いってらっしゃいパーティーに参加されていた方がどんぐりフラッグの持ち主で、冒険に出る前に絶対行った方が良いと言われ、今回この冒険館を目的に2泊3日?の自転車旅行を計画してくださいました!本当にありがとうございます。そして、勧めてくださったどんぐりフラッグの方もありがとうございました!

 

直也さんが自転車に乗り出したきっかけは中学生の時、ゲームセンターに行くのに電車賃を浮かせるためでした。そこからどこまで自転車で行けるか挑戦し、高校卒業後には寝袋を持って四国一周の旅へ。大学に入ってからは分割しながらも日本各地をまわり、海外遠征では台湾と韓国へ。ゲームセンターから始まり、次は世界へ。直也さんの夢はどんどん大きくなりました。大学卒業後、専門が芸術文化学部だった直也さんは6年間美術の先生を務め、生徒たちと一緒に夢に向かって卒業されました。

 

世界一周に向けてどんな準備をされましたか?と尋ねると、まずはありとあらゆるワクチンを打ったと。そして今までの旅でお世話になった方々にあいさつにまわったそうです。

 

今までの旅の思い出エピソードは山ほどあって選べない!ということで、台湾・日本・韓国でお聞きしました。

  1. 台湾

1月でも常春?の台湾での旅行は初めての文化がいっぱいで刺激的だったそうです。右側通行だったり、コンビニの店員さんが声をかけてくれて、なんとコンビニに泊まらせてくれたそう。食あたりも経験し、色んな初めてがいっぱいの2週間だったそうです。

  1. 日本

これはぞっとするお話でした。

高知県足摺岬でテント泊をした夜。テントの外から足音が近づいてくる、、、、

勇気をだして外に出てみると誰も外にはいない、、、、夜が明け、軽トラでやってきたおじさんに不思議な出来事を伝えると昔ここは船が転覆した場所。何人もの方がうちあげられここで命をたたれた、だから足摺という名前が、、、。怖い体験されてもまだテント泊をされて頼もしい!直也さんの旅話の十八番だそうです。

  1. 韓国

札幌から福岡まで走り、船で釜山へ。キョンジュという町で同じルートを走っている韓国人の大学生4人と出会い5人で一緒に走ることに。4人に日本への旅のきっかけを聞いたところ、慰安婦問題を訴えるためにフリーハグをしながら日本を周っていたと。しっかりとした目的があっての旅に、自分の旅を見つめ直すきっかけにもなったそうです。

 

旅の相棒の自転車を拝見。筆者もあこがれのVIVALO!!!書体もかっこいいです!

サドルもBROOKS!かっこ良い!世界一周をして自転車もどの様な姿で旅を終えるか楽しみですね。

美術専攻の直也さんのサイドバッグには手書きのイラストが描かれていました。毎度毎度ですが、現代の旅人のみなさんの発信力ってすごいなと感心してしまいます。

 

世界一周の予定ルートを見せていただきました。(下記のサイトで詳しく見れますよ。)

https://lit.link/naoyatabibito

 

まずはオーストラリアでワーキングホリデーをしながらが旅のスタート。そこからは、深く調査せずに引いた線だそうで、旅が終わってからの線の変動を楽しみたいとおっしゃっていました。旅での楽しみは日本では見られない砂漠などの大自然を見ることだそうです。

 

旅が終わってからは子供たちに夢を持つ大切さを伝える活動をしたいと。冒険館の展示の最後にある植村さんのことば、

「いいかい、君たちはやろうと思えば何でもできる」

が心に響き、旅の直前にここに来てよかったとおっしゃっていました。植村さんの思い、冒険館のわたしたちの思いと直也さんの思いが重なりとても嬉しかったです。本を出版したり講演会もしたいとおっしゃっていて私たちも何か直也さんのお力になれたらと思います。

 

本当に本当に出発の直前になった今、直也さんはどんな気持ちでいるのでしょうか!

本当に本当に良い旅を!

無事に帰ってくることをスタッフ一同願っています。

みなさまも応援よろしくお願いいたします。