来館日:平成19年10月30日(火)
名 前:続木 由佳
住 所:愛媛県
かっこいい革パンの女性ライダーの方が来館されました。
愛媛県在住の続木由佳さんです。続木さんが入館された時に、「バイクですか?」と声をかけました。「友達にここを紹介されて~」と続木さん。うかがうと、二年前、冒険館に来館され、また当館のホームページの“旅人のコーナー”のきっかけを作ってくださった、素川作太郎さん(通称:作ちゃん)の旅仲間だったのです。
素川さんは日本一周の完結として富士山登山を計画。この夏、続木さんも一緒に富士山に登られたそうです。
さて、続木さんは今年8月、バイク日本一周の旅に出発されました。相棒は、750ccのバイクです。続木さんの旅の特徴は、3台のバイクに乗り換えながら走ること。
第1ステージ、東日本の旅は、オフロードバイクで、林道を走りながらの旅でした。途中、下北半島では、道を誤り、行き止まりの林道に迷い込み、溝にバイクを落とし、自力ではい上がって助かったとか。
そして第2ステージは、写真の750ccバイクで西日本を周り鹿児島へ。そして第3ステージとして沖縄へ向かう旅は実家で3台目のバイクに乗り換えて出発の予定です。
旅のきっかけは、ずっと北海道に行きたいと思い続けていたやっとその思いが叶い、北海道を旅したこと。北海道が旅の原点でもあり、人生観が変った!とおっしゃいます。
「旅の手段でバイクがあるのではなく、バイクがあって旅がある…バイクが大好きなんです!」と。
旅は、とんがったものが取れる気がして純粋になれます。先が見える人生より先が見えない人生を選んじゃうんですよね…一箇所にとどまっていられないんですよ。と続木さん。
続木さんの人柄にどんどん惹かれる自分がいました。
「中学生の頃、体育館で見た映画、『植村直己物語』を思い出し、“植村直己”の名前を見るたびに切なく、冒険館に行くと悲しい気持ちになるんじゃないかという思いがしてたまらなかった。でも実際、植村さんに触れてみると、ビックリの一言。展示物の1つ1つにも「信じられない!」って叫んじゃいました。ここに来て、本当に良かった…」と言ってくださいました。
続木さんが旅を続ける理由はもう一つ、旅の途中で出会った人たちとの再会の約束。約束が旅の“力”になっているんですね。
本当に本当にかっこいい女性でした!
続木さんアリガトウ!私の心が動いた続木さんとの出逢いでした。