住所:兵庫県
百名山完登された田村いづみさん(68歳)が報告にお越しくださいました。
田村さんは、29年前から百名山に挑戦され、ついに2023年9月28日に達成されました。達成記念品として手ぬぐいを作成され、お世話になった方々、山で交流された方々にその心境を綴られたお手紙を添えて贈られたそうです。その一部を紹介します。
38歳で大山に登ったのが私の100名山との出逢いでした。このたび、2023年9月28日飯豊本山に登り、100名山完登達成いたしました。
2座目は長男夫妻に誘われて北アルプスの鷲羽岳、雲ノ平へ。その時双六岳から正面に見た槍ヶ岳、その光景は今でも目に焼き付いています。その後長男夫妻と利尻岳(北海道)に登り、次第に登山に惹かれていきました。気が付けば70座以上の100名山を走破していました。この頃から私も100名山達成したいと思うようになっていました。
山は素敵な人たちとの出会いもありました。
一歩一歩前に進んでいけば必ずゴールにたどり着く。その道中やゴールには言葉で言い表すことのできない景色が待っている。それって人生にも言えることじゃないかなと思っています。私の好きな言葉は、何時も前向き、常に前進、継続は力なりです。100座達成できたのは決して私一人の力だけではありませんが、常にその先を目指して諦めなかった私の姿勢があったからこそできたことだと思います。この自信を糧としてこれからの人生に活かしていきたいと思います。
田村さんは、100名山をやらなきゃ!ととり付かれたように登るのではなく、一つ一つを楽しんで登れたと話してくださいました。長い道のりの途中の百名山であり、これからまだまだたくさんの山が待っていますと。
びっちりと書き込まれた記録を見せていただきながら、ページをめくるたびに〝あ~そうそう、この山よかったな~〟とあの日のあの山にぴゅーうっと舞い戻っていかれる様子でした。
自分で計画をし、自分の足で頂に立つ、人生を豊かに生きられている田村さんです。