住所:神奈川県
11月初日の雨の日、自転車日本一周中の中村さんが冒険館に立ち寄ってくださいました。
旅のスタートは4月2日、横浜からフェリーで九州の門司港へ。九州本土最南端の佐多岬~関門海峡~山口県下関市~広島県尾道市~しまなみ海道を通って四国へ。6月上旬に徳島~東京へフェリーで移動し一時帰宅。その後、6月19日横浜を再出発し、本州最北端の大間(青森県)へ。フェリーで北海道に渡り、2か月半かけて北海道を周ったあと、秋田から日本海側を走り、冒険館まで。今回の旅は12月末か年明けまでの予定だそうです。
この旅を始めたきっかけは、大学受験に向けて勉強をしていたものの、体調を崩してしまい受験できなくなってしまったこと。その状況の中で何ができるか考え、大学進学→就職活動→就職という決められたレールの上を歩くのではなく、自分がやりたいことを1番優先してやろうと思ったのだそうです。自転車を選んだ理由は、初期費用が安く、時間に縛られないと思ったから。そして、簡単に帰れないところを考えた結果、スタート地点は九州に決まりました。
実際に旅を始めてみると、九州門司港から佐多岬へ行くまでの道のりがとにかくしんどかったとのこと。自転車未経験にもかかわらず、体調を崩してから特に下準備をするわけでもなく旅をスタートし、体力面・精神面ともにしんどい思いをしたのだそうです。
旅の途中で、冒険館のチャレンジャーページでも紹介されている、最年少のチャレンジャー 中島悠さんとそのお父さんに出会い、兵庫に行くなら冒険館に立ち寄ることを勧められ、実際に来館してくださった中村さん。旅をする前の自分なら、すごいことをした人なんだなと植村さんのことを抽象的に感じたと思うけれども、実際に旅をしているから、植村さんのスケールの大きさを感じる反面、共感できることがたくさんあり、すごく身近に感じたとのことです。
来年の夏にヨーロッパ一周するのが今後の目標。この旅が終わったら、実現に向けて半年かけて下準備をしたい。自分一人では難しいが、周りの力を借りながら頑張りたいと語ってくださいました。
自転車旅未経験だったとは思えない、精悍な雰囲気を纏った中村さん。旅の中で多くのものを得て来られたのだなと感じます。ヨーロッパの旅が終わったらまた是非冒険館に立ち寄っていただきたいです。お待ちしています!