住所:北海道
7月下旬のある日、チャレンジャー展示エリアでパネルを見つめる女性がいました。
立っていたのは後藤桜さん、見つめていたのは3年前に来館時のインタビューをもとにしたパネルです。
冒険館は、2022年~2023年の日本一周旅の途中に立ち寄った際「救われた場所」であり、今回もご自身の転機に際して再訪してくださったとのことです。じっくりと展示をまわり、ひといきつく後藤さんにお話を伺いました。
日本一周の時の旅のルート↓
文字通り網の目のように満遍なく日本中を巡られています。その行動力に、まず感嘆します。
旅に出る理由を聞くと、何かを探しているんです、との答え。
後藤さんにとっての旅は、自分を見つめ直すための大事な時間。病気をしたり、危険な目に遭ったりしながらも、美しい景色、見返りを求めない人の暖かさに救われ、大切な人や場所を一つ一つ得ながら、自分の原点と向き合い、新たな一歩への糧にしているのだと感じました。
最後にいただいたメッセージが、そのことを裏付けているように思います。
「日本一周して自分のすべきことは見つけましたが、時間がたつにつれまたどこかに無くしてしまったり、見えなくなることがありました。限界を超えて動けなくなるより、旅に出てまた見つければいいんです。ここにきてまたそう思えました。」
社会福祉士として困っている人を助けることが夢と語る後藤さん。何事にも真摯に向き合う姿勢に、背筋が伸びる思いでした。
これからも何度でも、冒険館に来ていただければと思います。お待ちしています!