植村直己冒険館

兵庫県豊岡市日高町伊府785
info@boukenkan.com
開館時間 / 9:00~17:00 (最終入館16:30)
休館日 / 水曜日 (祝日の場合は翌日休)、12/29~1/3
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人生は旅
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お名前:ろーと さん
ご来館日:2025年12月07日

住所:兵庫県

 

どんぐりフラッグと植村さんの著書を購入されたあるお客様に、スタッフは旅人の雰囲気を感じてお声を掛けました。

今は一時帰国中だというろーとさん。

お話を伺うと、旅行というよりは勉強や仕事で、海外で暮らして来られたとのこと。良縁が重なって、タイ、ドイツ、そしてまたタイへと渡る、まさに旅のような人生なのです。

 

きっかけは、高校生の時。学校の異文化交流プログラムでタイへ。日本語を勉強するタイの高校生との交流に刺激を受け、タイ語の勉強を始めます。大学ではタイ語を専攻、留学中に縁があり、タイで働くことになりました。

タイでは出家したこともあります。師に「諸行無常」つまり、明日があるかは分からない、大切な人にきちんと愛情を伝えなさいとを教えられてからは、家族への連絡を欠かさないようにしているそうです。

6年ほど働いたあと、ドイツへの転職が決まりリュッセルドルフへ。散歩好きなドイツ人の影響で、歩くことが好きになったそうです。アイスランドやスウェーデンのロングトレイルにも出かけられました。

 

大学時代には世界一周も計画(就職の関係で12か国に短縮)されたろーとさん、異郷・異文化への尽きぬ好奇心をお持ちだと感じます。

旅での楽しみは、自分を発見すること。住み慣れたところにいると新しいアイデアは浮かばない。大好きな司馬遼太郎から学んだことです。そして、異国の人々と話すことで、気持ちが伝わるのはは当たり前ではないということが浮き彫りになり、コミュニケーションの楽しさを実感する、と言います。

旅や海外生活で大変なのは、やはり文化や考え方の違い。仕事をする中では辛い時もあったと言います。でも、睡眠、運動、そして陽に当たればなんとかなるという、とっても健康的な性質。それから、自分は冷たい寝床を求めて行っているところもあるからと、まさにチャレンジャーな側面も覗かせました。

 

ドイツでの3年を経て、結婚を機にまたタイに移ることになり、今はその前の一時帰国中。

たまたま入ったカフェのマスターに教えてもらい、植村直己さんのことを知ったそうです。その後、用事で訪れた豊岡で、GoogleMapに冒険館を見つけ、マスターの話を思い出して冒険館に来てみたのだとか。不思議なご縁ですね。

人生の転機に来館し、植村さんの言葉に触れて、感じられたことが多々あったようです。

改めて、自分の好奇心を羅針盤にしてこれからも生きたいと感じたと、素敵な言葉を聞かせてくださいました。

 

「ろーと」は恩師が付けてくれたタイ語名。「光り輝く」といった意味があるそうです。

優しい光を放ちながら、人生の旅を続けるろーとさん。

また是非、旅のどこかで、冒険館にお立ち寄りいただけますように。