住所:茨城県
5月11日、今日は植村さんが日本人で初めてエベレストに登頂した日。
小圷(こあくつ)さんからもこのような日に立ち寄ることができて、〝偶然〟とはいえ感慨深いですとおっしゃり、でもこれは実は〝必然〟なんですよねと。
小圷さんは、2023年2月1日に自宅がある茨城県を自転車で日本一周の旅に出発されました。足掛け4年になる旅の中で、何度も「偶然、いやこれは必然…」と感じる出会いを繰り返し経験して来られました。
これまでは海岸沿いを走ってきましたが、以前、山口で出会った方に島根県松江市で再会。その方から、これから進む先にある兵庫県北部の〝道の駅あゆの里矢田川〟を勧められました。地図で確認すると冒険館まで近いことがわかり足をのばしてくださいました。前から訪れたかった冒険館、これも植村さんが呼んでくれたんだと思う…と終始、感激され涙を流されていました。
小圷さんは現在69歳。50歳で自転車を買って、この自転車でいつか日本一周をと相棒の自転車と15年、夢を温めて来られました。信用金庫を41年勤めあげ、退職。
いよいよその時が来たのです。
高校大学とどちらかといえば読書が好きで内向的でしたが、就いた営業職41年の経験がコミュニケーション能力を高め、現在の小圷さんを作り上げ、旅の準備になったのだと思いました。小圷さんのお話を聞いていると、何か困ったこと、トラブルが起こると不思議と必ず救世主的な人物が現れ、その先の旅を助けてくれるような出会いが訪れます。
出発して間もなく、伊豆半島で激しい突風に見舞われもう先には進めないとバス停に避難していたところ、青年が現れ、軽トラを取ってきて助けてくれました。聞くとその青年は大学を休学して自転車で日本一周を経験した方だったそうです。経験したからこそ困っているポイントがわかるんですね。
また、九州の天草で指を骨折した際、整形外科に送り迎えをしてくれた方は、3日間自宅に泊めてくれたうえ、治療で実家に帰らざるを得なくなった小圷さんの自転車と30㎏の荷物を6か月間預かってくれました。他にも、家に何泊も泊めてくれた方、ご飯をご馳走してくれた方…数々の救世主出現エピソードが飛び出し、「小圷さんが動けば人に当たる」といった感じです。話すたびにその人たちを想いまた涙涙…タオルで拭われる姿にこちらもグッとくるものがありました。

良い出会いに支えられ、旅をしているとどんどん幸せのバーが下がって行き感謝しかないと話されます。そのありがたい人々の手助け、支えは、小圷さん自身の几帳面で丁寧で律義なお人柄がにじみ出ているからこそだと感じます。小圷さんに出会った方もまたハッピーなのです。
そして、その一番の支えは、自宅で待つ奥様の存在です。この旅を心から応援されていて、この旅が終わった後、今度はお二人で車中泊をしながら、日本全国でお世話になった方へのお礼参りの旅に出たいとおっしゃいます。いい旅になりそうですね。他にも登山、テニス、第九合唱、蕎麦打ち、マラソン…飽くなき好奇心で進み続ける小圷さん。
「旅をすればするほど、出会いやご縁の不思議さを感じます。ご縁とご縁が繋がるのが一番嬉しい」そして、「今が青春!夢さえあれば何でもできる!!」こう語って冒険館を後にされました。
また“必然的に”どこかでお会いできそうな気がする~。
お気をつけて、いってらっしゃい!
