来館日:2019年5月16日
名前:杉野真紀子さん
実は初めてお話を聞いたのは、2009年植村直己冒険賞受賞者・中西大輔さんが昨年来館してくださったときです。そして、ついに…この時が! 過日、事前にご本人が当館にお越しくださり、我々も楽しみしておりました。5月16日当日、私は公休日でしたが出勤している職員から連絡をもらい、小走りで冒険館へ。冒険館に着くと、芝生広場に白い馬が!馬の名前は「ブチ」くん。そしてブチくんと共に旅をしているのが、杉野真紀子さんです。13日に京都府京丹後市を出発。兵庫県豊岡市但東町に入り、豊岡市立日本・モンゴル民族博物館に立ち寄り、但東中学校で一泊。翌日は出石町経由で日高町に入り、お知り合いの方の元に一泊。そして、当日は日高町内の保育園に立ち寄りながら、冒険館にお越しくださいました。杉野さんが鞍と荷物を外すと、ブチくんはゴロンと草の上で汗をぬぐうような仕草を見せ、バケツ一杯のお水を飲み干しました。馬にとってのバケツ1杯の水は、人間にとってはコップ1杯の水に相当するそうです。そして杉野さんが館内を見学している間、ブチくんはじっと大人しくしていました。他のお客様も興味深そうにブチくんの様子を見ていました。杉野さんが戻ると芝生の上に寝そべったり、草を食べたり、リラックスした姿を見せてくれました。「ここがかゆいみたいです。」とブチくんが触ったところをかきかき。かゆいところをブチくんが教えてくれます。信頼関係がすばらしい…!そして、杉野さんがご好意で乗馬体験をさせてくださいました。「翌日には筋肉痛になりますよ~(^^)」とおっしゃっておられましたが、今のところ大丈夫…です…。杉野さんは幼いころから馬が大好き。大学に進学したときは「鉄の馬」(バイク)に乗り始め、大学卒業後に5~6年間世界中をバイクに乗って旅をしました。海外での旅の中で、「馬との暮らし」について改めて考え、子どもの頃の「馬になりたかった」という思いに立ち返り、モンゴルへ。モンゴルでのツアーに参加した後、現地で自ら馬を購入し、700kmの旅を経て馬と暮らしていく自信を持ちました。日本に帰国後、滋賀県高島市で馬2頭と犬1匹と遊牧生活を始めました。この日冒険館に来たブチくんはこの時から一緒。7カ月前に京丹後市に移り住みました。 この旅がブチくんとの最後の旅となります。ブチくんは今後お知り合いの方の元で暮らします。杉野さんは笑顔の絶えない方です。ブチくんのお世話をしているときも笑顔で、真剣に腕を動かしておられました。馬たちとの生活の先、杉野さんはヨットでの冒険に出発します。杉野さんの挑戦を遠方からですが応援いたします!新たな挑戦、がんばってください!(R・N)
◆杉野さんのこれまでの冒険はこちら!
→アメーバブログ「馬、大好き!」
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